新入生セミナー×現応ラボ企画
「新入生キャリア教育セミナー:『駒大の先輩』を囲む会」開催報告
新入生セミナー×現応ラボ企画として、2025年5月29日に「新入生キャリア教育セミナー:『駒大の先輩』を囲む会」を実施しました。
「駒大の先輩」の方々に登壇いただき、現在取り組まれている活動・事業の内容、大学の思い出、後輩となる皆さんに伝えたいことなどを中心にお話しいただきました。本企画は新入生セミナー受講生皆さんの大学生活や将来のキャリアプランについて考える絶好の機会となりました。
当日はゲスト講師として下記の皆様にご登壇・ご講演いただきました。
・島方周平さん(吉田健太郎ゼミ卒業生、致知出版社)
・菅野葉菜さん(松本典子ゼミ卒業生、民間企業に勤めながらお花と撮影の仕事も請け負う)
・桑原裕大さん(明石英人ゼミ、現役三年生)
・田村圭淳さん(明石英人ゼミ、現役三年生)
以下は、現代応用経済学科ラボラトリ学生広報委員の岡田里奈さんによる当日イベントの報告です。
最初は、松本典子先生のゼミ卒業生である菅野葉菜さんが登壇されました。菅野さんは民間企業にデザイナーとして勤務される傍らで、フローリスト、フォトグラファーとしても活躍されています。
菅野さんは勤務先でのデザイナーの仕事では、企業広告やイベントの企画・デザインなどを手掛けています。一方、フォトグラファーの仕事では、妊婦さんや新郎新婦など、新たな門出を迎えられる方や、心が動かされるような風景、商品の物撮りなどを撮影しています。複数の仕事を持つきっかけは、学生時代の「心の惹かれるお花屋さんを撮影する」という、個人的な趣味の領域からだったそうです。その後も菅野さんは自分の興味をもつところに飛び込んでいき、いろいろな人と出会う中で、自分のやりたいことにチャレンジしていきました。このような菅野さんの何事にも積極的な姿勢を見た方々から撮影依頼の要望などがあり、現在の職場の寛容な体制も相まって、好きなことを続ける環境が形成されていったそうです。
私は、少しでも興味があれば足を運んでみることの大切さを学びました。自分自身を振り返ると、未知の領域に足を踏み入れることが苦手であり、安楽な領域の中に留まっていることを痛感しました。「将来にはこうなりたい」という具体的な志望はまだありませんが、今回のお話を聞いて、様々な世界を見聞し、自分自身のやりたい仕事を見つけられるような有意義な大学生活を過ごしたいと思いました。
次は、吉田健太郎先生のゼミの卒業生である島方周平さんが登壇されました。島方さんは出版社で月刊誌『致知』の企画、取材、執筆、編集をされています。
業務では、これまでに多くの著名人や文化人の方々にインタビューをされてきたそうです。島方さんは、最も印象に残ったインタビュー先として、足立区に立地する「日本一の焼肉屋」でホルモンを担当する職人の方を挙げられました。その取材手記の一部分をお話しされ、とても素敵な文章だと感じました。
島方さんは学生時代を振り返り、「ゼミ活動で困難に直面した後輩にアドバイスをしたときにやりがいを感じたことが、教育につながる出版の仕事を志すきっかけになった」と話されました。そして望んで進んだ先では、とてもやりがいのある仕事に恵まれていると語気を強められました。島方さんからは「(私の場合はゼミ活動であったが)本気で打ち込むものを一つ作ると、そこから自分の興味関心、進路がひらけてくる」とアドバイスがありました。
最後は、現役の明石英人先生の現役ゼミ生の桑原裕大さんと田村圭淳さんが登壇されました。
桑原さんからは「1年、2年、3年と単位を修得し積み上げること」、「授業では集中力が続かなくてもとりあえずメモを取ること」などの実践的な助言がありました。他にもレポートの書き方のコツや試験の突破のコツが列挙され、学習の進め方についてやや不安があった私にとって大変参考になりました。先輩が学業、部活・サークル、アルバイトなどを複数こなしている姿には尊敬と憧れを感じ、私も大学生活をより充実させて過ごしたいと思いました!
田村さんからは「大学生活を失敗しないためのコツ」を教えて頂きました。特に単位習得と卒業要件の充足に関わる情報は大変有益でした。趣味のラーメン店巡りや部活・サークルを精一杯楽しんでいる姿は素敵だと思いました。また、演習・ゼミナールの具体的な活動内容や先輩が考える「入るべき理由」を伺って、私も演習・ゼミを履修したいと思いました。
4名の登壇者の方々は充実した大学生活を過ごされていた・いるのだと思いました。私は大学入学から約2か月が経過しようとしていますが、学校とアルバイトの日々をぼんやりと過ごしているように感じます。本講演でのアドバイスを参考として、大学での学びを修めるとともに、自由な時間を有意義に利用して、自分の「好き」を見つめていく・突き詰めていくことを心掛けたいと思うようになりました。