陸上競技部

DATE:2023.05.29陸上競技部

庭瀬、PB更新も13分台ならず ー世田谷競技会

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ゴール後、悔しさをにじませる庭瀬(撮影:中西真雪)

第2回世田谷陸上競技会が5月27日に世田谷区立総合運動場陸上競技場で行われた。駒大からは5000mに田丸颯(営3)、庭瀬俊輝(法3)、安原海晴(商1)の3名が出場。庭瀬が約10か月ぶりのトラックレースで自己ベストの更新を果たした。
結果、コメントは以下の通り。

結果

◆男子5000m 7組
順位 名前 タイム
8位 田丸颯 14:23.48
◆男子5000m 8組
順位 名前 タイム
5位 庭瀬俊輝 14:01.01 ☆自己ベスト
8位 安原海晴 14:05.17

戦評

7組

 スタート直後は集団の中盤に位置取り。綺麗な縦長の集団の7番手から良いスタートを切ると、序盤は1周66-67秒ペースでレースを進める。しかし残り4周で先頭集団から離れ、5月7日に行われた日体大長距離競技会と同様、粘り切れず苦しいレース展開に終わった。

8組

 序盤は庭瀬、安原ともに留学生が引っ張る先頭集団に食らいつくが、引き離されてしまい2人でペースを刻むことに。庭瀬が安原を引いていたが、途中安原が前に出て庭瀬は離れてしまう。残り2周を切り、庭瀬は後続に吸収されともに前を追う。残り200mでギアを変えた庭瀬は安原を捉え抜き去ると、5着でゴール。安原はラストで切り替えられず、抜かれていき8着でフィニッシュとなった。

インタビュー

◆庭瀬俊輝

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(撮影:宮澤希々)

ーー今日の調子は
「練習もよくできていて、体のコンディションも良くレースに臨めたが、結果としては良くなかった」

ーー今日の目標は
「最低13分台というのは、自分の中で目標を立てていた。その中で藤田監督や大八木総監督に『13分50秒を切れる練習はできている』と言われていたので、好記録を狙っていた。しかし3000m手前で離れてしまい、そこから思うように走れなかった。情けない、悔しい結果になった」

ーー自分の走りを振り返って
「3000~4000mで中だるみして、1年生の(安原)海晴に引っ張らせてしまったり、離されてしまったりした。ラスト上げられたのは良かった点だと思うが、3000~4000mで抑えていた分があるので、本当に価値のあるものだとは言えない」

ーートラックレースは2022年7月2日の日体大長距離競技会以来となったが
「スパイクをここ1年全く履いていなかったので、その中でどこまでいけるかというのは自分の中で不安があった。ただ、今日5000mの感覚はしっかり掴めたので、次のレースでは記録を狙っていきたい」

ーースパイクを履くと何が違うのか
「人によるが、スパイクを履いて疲れてくると、体が後傾してしまったり、ピンが抜けずらくなるようなフォームで走ったりしてしまう。僕はスパイクが苦手な選手なので(笑)」

ーー今後の目標は
「調子自体はいいので、感覚を調整してトラックでタイムを出したい。そのタイム次第で個人の目標にしている7月のホクレンディスタンスチャレンジに出場したい。そこでもう1回記録を出して、前期シーズンをいい感じで終えて、夏合宿で距離を踏んで、駅伝という風に流れを作っていきたい」

◆安原海晴

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(撮影:中西真雪)

ーー今日の調子は
「良いとは言い難いが、悪くもない。ウォーミングアップ中、最初は体が重かったが、許容範囲かなと思う」

ーーレースプランは
「中盤のペースが落ちたところで、前に出てペースを上げようと思ったが、結果的には最後の方でペースを上げることができず、ペースが落ちたままのタイムになってしまった」

ーー今日の走りを振り返って
「3000mを8分20秒前後で通過して、ペースを上げるイメージで余裕を持って走ろうと思っていた。3000mを8分19秒で通過して、予定通りではあったが、ペースのアップダウンが激しく体力を使ってしまった。3000m以降に余裕をもたすことができず、ペースを上げれなかった」

ーー監督から言われたことは
「(3000mを)8分19秒で通過したあたりに監督から『ここからしっかり立て直せ、13分台でるよ』と言われた」

◆藤田敦史監督

ーー3人の走りを振り返って
「庭瀬に関しては、1番期待をしていた。練習を詰めていたので、良ければ13分40秒台、悪くても13分台を期待していた。レースも完全に留学生と日本人と分かれてしまっていたのでちょっと難しいレースだったのと、暑さもあったので厳しかった。その中でも、肝心なところで安原海に置いていかれることもあったのでそこが課題だと思う。
 安原海に関しても、途中で(庭瀬より前に)いったのはいいが、そこで力を使いすぎてラストが全然動かなかった。まだ1年生なのでこれからやっていけばついていく部分かなと思う。2人とも課題が残ったかな、というレースだった。
 田丸は本当にいつも同じようなレース。途中までは良くても途中でガクンと(ペースが)落ちてしまってそこから全然上がらないというレースが続いている。そこをどうしたら改善できるのかということを、今度自分で考えていかないといけない。
 三者三様というか、いろいろな課題が見つかった大会だったので、そこを突き詰めてやっていければいいかなと思う。あとはまたこれが日体大記録会とかであればもっと人数や条件もいい中で走れると思うが、この条件の中でももう少し走れても良かったかなという評価」

執筆者:中西真雪・宮澤希々

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