陸上競技部

DATE:2023.10.08陸上競技部

強風の中 自己ベストに迫る走り-世田谷陸上競技会

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(撮影:大﨑陽凪)

第3回世田谷陸上競技会が10月7日(土)に行われた。
駒大からは白鳥哲汰(経4)、赤津勇進(現4)、吉本真啓(経3)、久保貴大(経3)、小山翔也(経1)、島子公佑(営1)が出場した。

結果とインタビューは以下の通り。

結果

◆男子5000m 6組
名前 タイム
吉本真啓 14:23.70(ペースメーカー)
久保貴大 14:49.89
◆男子5000m 7組
名前 タイム
赤津勇進 13:52.61
小山翔也 13:54.39
白鳥哲汰 14:04.69
島子公佑 14:25.06

戦評

6組

久保・吉本ともにスタート直後から集団の前方でレースを引っ張る。
中盤3000m過ぎからから両者ややペースを落とすも、吉本は中盤からも粘り強く先頭に食らいつき、残り1周手前からスパートをかけたが、自己ベストとはならず。
久保は2000m過ぎから第2集団の先頭を走る形で展開したが、徐々に後退し、集団に吸収される形でレースを終えた。

7組

白鳥・赤津が集団先頭を引っ張る形で展開。実業団選手が先頭を独走するも、赤津は終始しっかりと自分のペースを刻み続け、全体。白鳥は終盤にかけてややペースを落とすも、14分一桁台にまとめた。
小山は集団中頃で落ち着いてレースを進める。残り800mから一段とギアを上げて全体3着でフィニッシュ。自己ベストに迫る攻めの走りで状態の良さをアピール。
島子は集団後方でレースを展開するも、強い風がラストスパートに影響した結果となった。

インタビュー

吉本真啓

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(撮影:大﨑陽凪)

ーー今日の調子は
「ペースメーカーとしての出走だったため、普段通り、いつもの練習のような形で臨んだ。特段、良くも悪くもなかったように思う」

ーー今日の目標、レースプランは
「半分の距離までを8分28秒から30秒程度で引っ張り、終盤3000〜4000mをやや落とす形で、ラストにしっかりとペースを上げてフィニッシュするというプランを監督から指示された。ラストはしっかり上げられたが、その前にペースを落としすぎてしまった。1km2分55秒くらいで粘れればよかった」

ーー夏合宿からの手ごたえはどうか
「消化できなかった。最後の方の練習で怪我をしてしまい、今年は例年に比べ収穫のない夏合宿になってしまった」

ーー次の試合に向けて
「世田谷246ハーフを走ることになると思う。昨年は3位に入賞でき、そこからどんどんと調子も上がっていったため、結果を残し今年こそは箱根路を走れるよう練習につなげていきたい」

久保貴大

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(撮影:坂元采夏)

ーー今日の調子は
「練習はできていたが、直近の血液検査で貧血な値を出していて、気持ち的に不安があるまま試合に臨んでしまったところが反省点」

ーー今日の目標、レースプランは
「吉本がペースメーカーとして入っていたため、吉本について行って最後ペース上げ、14分一桁か、あわよくば13分台を狙っていた。しかし、最初から体が動かず、離れた時も動きが硬くなってしまった。また、途中から差し込みの症状が出て、情けないレースになった」

ーー事前に監督やコーチから何か言われていたか
「1年3ヶ月ぶりのレースとだったことから不安もあったが、練習はできていたため自信を持っていけと言われていた。また『ラスト1000mで上げ、練習の成果を出せるように頑張っていけ』ということを言われた。しかし、全く実りのないレースになってしまった」

ーー次の試合に向けて
「まずは貧血を治すことと、レース感を徐々に取り戻せつつあるため、このレースの反省を生かして次の記録会では最低でも14分一桁は必ず出せるように頑張っていきたい」

赤津勇進

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(撮影:大﨑陽凪)

ーー今日の調子は
「夏合宿から同期と比べても練習を積めたし、自分としても体調にも体にも自信を持ってレースに臨めた。調子は良かった」

ーー今日の目標、レースプランは
「当初、自己ベストとトップを狙うつもりであったが、強い風などコンディション面を考慮し、順位狙いに切り替えた。実業団の外国人選手が独走していたので、グループの日本人の中で1番を取ろうという気持ちで走った」

ーー監督、コーチから事前になにか言われていたか
「風が強いのは分かっていたので、風除けであったり、前に出るタイミングであったりを考えて走るようにと指示された」

ーー次の試合に向けて
「特に決まったレースは今のところないが、全日本がすぐにやってくるので、そこに選ばれるよう自分自身練習をこれからもしっかりと積んでいきたい」

◆小山翔也

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(撮影:大﨑陽凪)

ーー今日の調子は
「日体大記録会よりも状態が良くて、レース前から自信を持てる状態だった」

ーー今日の目標やレースプランは
「13分45秒出すことが目標だった。レースプランとしては、日体大記録会でタイムを意識しすぎてしまい、先頭に付いて力を使ってしまったため、(今回は)落ち着いて中盤あたりや先頭をリラックスして走り、ラストでしっかり上げてタイム出すことを意識していた」

ーー事前に監督やコーチから何か言われたか
「『状態がいい』と言っていただき、自信を持ってレースに挑めた」

ーー次の試合に向けて
「自己ベストは出せていないが、(日体大記録会と今回のレース)2本とも自己ベストに近いタイムでまとめることができた。次につなげ、練習を積んでいき次の試合では結果を出していきたい」

白鳥哲汰

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(撮影:大﨑陽凪)

ーー今日の調子は
「例年に比べ、練習の消化率がよかった分、疲労が出てきてあまりよくなかった。13分台でまとめたかったが、悪いながらも一桁台でまとめられたのでよかったなと思う。その反面、同期の赤津勇進や後輩の小山翔也がいい走りしてる分、今日の結果としてはよくない」

ーー今日の目標、レースプランは
「目標は最低でも40秒台を出したかった。外国人選手が前に出ていた時に着いていけなかったのが課題」

ーー事前に監督やコーチなにか言われていたか
「出雲組が今日(10/7)出発したので、その選手たちにいい流れを与えるのが自分たちの役目だと言われた。いい流れをあまり与えられずに終わってしまったのかなと思う」

ーー次の試合に向けて
「記録会などはまだ未定だが、今後は駅伝が中心になってくる。しっかりメンバー争いに絡んでいけるように頑張っていきたい」

◆島子公佑

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(撮影:大﨑陽凪)

ーー今日の調子は
「よかったと思っていた」

ーー今日の目標、レースプランは
「2週間前に日体大記録会に出場して、自己ベスト近くで走れなかったので、今回は3000mまで余裕を持って、ラスト1000mで上げて、レースをしっかりまとめようと目標を立てていた。まだまだ大学の練習と試合に移行できていなくて、今回もダメだった。次はまとめらるように練習を計画していこうと思う」

ーー事前に監督やコーチなにか言われていたか
「風が強いので、しっかり後ろに着いて風除けを使って、最後は上げるように指示はあった」

ーー次の試合に向けて
「夏は練習を積めていたように思ったが、結果として出ていない。涼しくなってきているので、これから走り込みをして、次はしっかり自己ベスト近くで走れるように準備していきたい」

執筆者:大﨑陽凪、坂元采夏、中井陽斗

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