陸上競技部

DATE:2024.09.30陸上競技部

5名が自己ベスト更新!-第316回日本体育大学長距離競技会②

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組1着につけた帰山
(撮影:梅川岳飛)

第316回日体大長距離競技会兼第11回NITTAIDAI Challenge Gamesが9月28日から29日にかけ、日体大横浜健志台キャンパス陸上競技場にて行われた。駒大からは29日に行われた男子5000m、NCG男子5000mに計13名が出場。男子5000m22組には8名が出走した。大所帯でのレースとなったこの組では5名が自己ベストを更新。組1着から5着までを駒大が独占する快走ぶりを見せた。結果、インタビューは以下の通り。

※このページでは男子5000m22組の結果、インタビューを掲載しています。男子5000m19組の結果は①に、男子5000m23組、NCG男子5000mの結果は③にそれぞれ掲載しておりますので、併せてご覧ください。

◆結果

※表の見方
種目 組
着順
名前(学科学年)
タイム
男子5000m 22組
1着
帰山侑大(現3)
13分46秒33
2着
金谷紘大(政4)
13分47秒40 ☆自己ベスト
3着
島子公佑(営2)
13分50秒82 ☆自己ベスト
4着
安原海晴(商2)
13分53秒90 ☆自己ベスト
5着
宮城珠良(G4)
13分56秒46 ☆自己ベスト
10着
山口真玄(地3)
14分00秒31 ☆自己ベスト
18着
工藤信太朗(地2)
14分06秒34
23着
植阪嶺児(経2)
14分16秒40

◆戦評

植阪、帰山、島子が集団の前方、工藤、宮城が中腹、金谷、山口、安原が後方でスタート。2600メートルあたりまで誰も集団からこぼれることなく安定して周回を重ねていく。レース後半、帰山がラスト2周から猛烈なスパートをかけ1着でゴール。1着から5着まで駒大勢が独占。金谷、島子、安原、宮城、山口がベストを更新した。

◆インタビュー

帰山侑大

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(撮影:大塩希美)

ーー今日の調子は
「そこまで上がっている感じはなかった。100%ではなかった」

ーーレースプランは
「3000メートルまではみんなで決めたペースで行くという指示があった。そこまではペースを守り、ラスト2000メートルから徐々にペースアップして行く形だった。勝負ということを意識して走った」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「『しっかりラストスパートがかけられるように』と言われていたので、それ通り走れたと思う」

ーーレースを振り返って
「夏合宿から距離走などをやってきて、力がついてきているなと感じた」

ーーこれまで駒大の先輩や同級生と走る機会があったと思うが
「佐藤圭汰(経3)や篠原倖太朗(地4)さんなど強い選手がいて、同級生にも速い選手がたくさんいる。切磋琢磨して速い先輩を追いかける気持ちで走っているので、とても良い環境にいると思う」

ーー駅伝シーズンに向けて
「チームの優勝に貢献できるように頑張っていきたい」

金谷紘大

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(撮影:若山穂乃佳)

ーーレースプランは
「3000メートルまではある程度ペースを決めて走り、ラスト2000メートルをしっかり上げるというプランだった。プラン通りに走ることができてよかった」

ーーレースを振り返って
「3000メートルまでは余裕があった。残り2000メートルでは帰山が一気にペースを上げたこともありきつかったが、ラストスパートは切り替えてペースを上げることができ、思ったより走ることができた」

ーー駅伝シーズンに向けて
「メンバー、メンバー外関係なく、チーム全員で、チームの目標である優勝に貢献したい」

島子公佑

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ーー今日の調子は
「ぼちぼちという感じで練習は出来ていて、タイムは出たと思う」

ーーレースプランは
「チームで3000メートルまでゆっくりいき、そこからはフリーというプランがあり、そのことをしっかりイメージして最後上げられたのでよかったと思う」

ーーレースを振り返って
「組トップが目標だったが、2人に先行される感じになったので、悔しいところもあるが、1つの通過点だと思う」

ーーレース後に監督やコーチから言われたことは
「『やってきた事が実ったな』と言ってもらった。1つ成長できたと思い、うれしかった」

ーー今後の目標
「三大駅伝のどれか1つには出場して、優勝に貢献したいと思っている。今年駅伝に出て来年以降の戦力になるという目標を立てているので、三大駅伝に出場することが目標」

ーー駅伝シーズンに向けて
「チームで大きな目標を立てているので、それに見合った行動と走りをして行きたい」

安原海晴

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ーー今日の調子は
「あまり良くなかった。何とか大会に合わせに行ったという感じ」

ーー今日のレースプランは
「チームからタイムが設定されていて、3000メートルを余裕をもって通過し、そこから上げて行くという指示があった。実際の通過も8分24秒くらいだったので、そこから上げて行った」

ーー自身の走りを振り返って
「自分は3000から4000メートルにかけてタイムが落ちてしまうことが多いが、今回は最低限に抑えられたと思う。ただラスト1000メートルの切り替えなければいけない場面で、力を温存してしまったことは反省点」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「岩井部長からは『しっかり走ってくれ』、監督からは『3000以降でしっかり動かすように』と言われていた」

ーー駒大の選手が多い組だったが
「普段一緒に練習している選手たちが周りにいて、落ち着いて走れたことがベストにつながったのかなと思った」

ーー今後の目標、駅伝シーズンに向けて
「ベストは出たが、納得のいくタイムではなかった。ここからもレースが続いていくが、全部のレースをこなせるように頑張りたい」

宮城珠良

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ーー今日の調子は
「直前の調子があまりよくなくて、不安はあった。5000メートルのレースが2年ぶりだったので、しっかり走り切りたい、頑張ろうと思っていた」

ーー久しぶりのレースになったが
「直前に思うことはあまりなかった。去年の5月、下校中に事故にあって、そこから1年半、試合から遠ざかっていた。一時期は寮生活も送れず、陸上を続けられるかもわからない状態まで行ってしまった。そういった中で、自分がレースに戻って、13分台を出す姿を見せることができればいいかなという思いで1年間練習してきたので、それを最後にできたのがすごくよかったと思っている」

ーーレースプランは
「3000メートルまではみんなで行くと聞いていたので、自分はそこについていって、余裕度は自分が一番あると思っていたので、様子を見て、誰かが前に出たところで自分もついていくというプランだった」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「とにかく久しぶりのレースだったので『レース感が残っていないと思うから、落ち着いて頑張って』と言って送り出してもらった」

ーーレースを振り返って
「思いのほか余裕度があったにもかかわらず、ラストの1周が上がらなかった。練習期間が2カ月しかなかったので、他のメンバーと練習の差が出てしまった」

ーー復帰戦でベストが出たが
「トラックのレースに出ることはこの先あまりないので、とりあえずベストが出てよかった。自分は(箱根で)山上りの5区を目指しているので、ここから先はそれに向けてやっていきたい」

ーー駅伝シーズンに向けて
「個人の記録というよりは、箱根の5区を自分が走ることでほかの区間がしっかり決まってくるところもあると思うので、自分が5区をしっかり走って往路優勝し、最終的に総合優勝できるように、あと3カ月しっかりやっていきたい」

山口真玄

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ーー今日の調子は
「1年3ヶ月の間けがをしていた中での復帰レースだった。順調に練習を積み、自信を持ってスタートラインに立てた」

ーーレースプランは
「3000メートルまでは全員同じ目標タイムで走るということだったため、そこに乗っていき、ラスト2000メートルは粘るだけというプランだった」

ーー自身の走りを振り返って
「復帰のレースとしてはいい手ごたえをつかめた。今後のレースにつなげていきたい」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「藤田監督からは『久々のレースだから落ち着いていけ』と言われていた。余裕を持ってレースをすることができてよかった」

ーー駅伝シーズンに向けて
「出雲まで2週間を切った中で、チームの雰囲気を崩さない走りをすることはできた。チームの士気を上げていきたい」

執筆者:大塩希美、若山穂乃佳

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