陸上競技部

DATE:2024.09.30陸上競技部

吉本、桑田自己ベスト!伊藤も安定感発揮‐第316回日本体育大学長距離競技会③

240930-3-1
13分40秒切りを果たした桑田
(撮影:若山穂乃佳)
240930-3-2
自己ベストを10秒以上更新した吉本
(撮影:大塩希美)

第316回日体大長距離競技会兼第11回NITTAIDAI Challenge Gamesが9月28日から29日にかけ、日体大横浜健志台キャンパス陸上競技場にて行われた。駒大からは29日に行われた男子5000m、NCG男子5000mに計13名が出場。男子5000m23組には伊藤蒼唯(政3)、吉本真啓(経4)が、NCG男子5000mには桑田駿介(経1)がそれぞれ出場した。23組では吉本が従来の記録を10秒以上縮める走りで自己ベストを13分台に乗せたほか、伊藤も自己ベストに近いタイムで走り切り安定感を発揮。直後に行われたNCGに出場した桑田は、大学初戦から5度目となる自己ベスト更新を果たした。結果、インタビューは以下の通り。

※このページでは男子5000m23組、NCG男子5000mの結果、インタビューを掲載しています。男子5000m19組の結果は①に、男子5000m22組の結果は②にそれぞれ掲載しておりますので、併せてご覧ください。

◆結果

※表の見方
種目 組
着順
名前
タイム
男子5000m 23組
2着
伊藤蒼唯
13分50秒44
4着
吉本真啓
13分52秒14 ☆自己ベスト
NCG男子5000m
9位
桑田駿介
13分39秒47 ☆自己ベスト

◆戦評

男子5000m 23組

伊東は集団の中腹、吉本は後方でスタート。1000メートルを過ぎると2人はペースを上げ、伊藤は集団の前方に、吉本は集団の中腹に位置を上げる。3000mを8分20秒ほどで通過すると、伊藤が集団のトップに入り、吉本も前方へ位置を変える。最後の2周でスパートをかけた伊藤は組2着。吉本も伊藤から5秒ほど遅れたが、自己ベストを10秒以上更新し、4着でゴールした。

NCG男子5000m

桑田は集団前方でスタート。3000メートルあたりまでは外国人選手と共に集団を先頭で引っ張る。レース終盤、外国人選手に食らいつくもラストスパートで離され、9位でレース終えた。

◆インタビュー

伊藤蒼唯

240930-3-3

ーー今日の調子は
「7割8割の形で出場予定だった。レース展開ではベストに近いところで走る想定もしていた」

ーーレースプランは
「3000メートルまでハイペースで行くと思って準備をしていた。ただ(8分)20秒ほどかかって3000メートルを通過し、これはベストを出せてとしても少ししか出ないなと思ったので、それならラストでしっかり上げるレースにしようと切り替えて臨んだ」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「『集団でうまく走って、残り2周のところで頑張って上げるように』という指示をいただいた。おおむねその走りはできたのではないかと思う」

ーーレースを振り返って
「終始余裕をもってレースを進めることができたし、最後で指示通りに上げることもできて、いい感触を掴むことができた。」

ーー夏合宿では篠原倖太朗(地4)や桑田と練習していたが、その成果は出せたか
「スピード練習をかなり高いレベルでやっていたので、その成果が今まで自分が苦手としていたラストの2キロ、ラストの2周で(練習の成果が)うまく染みついて、切り替えられたのではないかと思う。やってきてよかったなと今のところ思っている」

ーー出雲に向けて
「春先のチーム状況はあまりよくなかったが、夏を超えて、今日の記録会や昨日の篠原さんの走りも、チームとしてかなりいい状態に上がってきたと思う。全員が優勝を目標において、2週間後のレースは待ってくれないので、そこにどうやって全員で合わせていくかだと自分は思っている。メンバーに入った、入っていない関係なく、全員でしっかり戦っていければと思う」

ーー駅伝シーズン全体への抱負
「去年は2本(出雲、全日本)しか走れていないので、3本走るのは絶対条件。区間賞も去年は取れてないので、区間賞や区間新も、取れそうなところではしっかり取っていくくらいの心持ちで、いつでも走れるような準備をしていきたい」

吉本真啓

240930-3-4

ーー今日の調子は
「合宿などで結構練習ができていたので、自信をもってスタートラインに立つことができた」

ーーレースプランは
「最終組だったので、(3000メートルの通過が)8分10秒台、8分1桁くらいで入るかなと思っていたが、結果としては8分20秒台と、かなり余裕をもって入ることができて、あとは後半の勝負だと思っていた。ラストでもう少し勝負できていれば、(13分)40秒台も狙えたと思うので、悔しいレースになった」

ーー監督やコーチから言われていたこと
「ラストの2000が勝負だぞと言われていたので、そこを勝負だと思って走った」

ーーレースを振り返って
「正直悔しいの一言。ラストの2000メートルからもしっかり動かすことは出来ていたが、自分的にはまだまだいけたかなという思いがあるので、5000メートルを走る機会はもうないと思うが、ハーフマラソンも後半が勝負だと思うので、そこに向けてまた練習して、次のレースで頑張りたい」

ーー自己ベストを更新しているが
「13分40秒台に乗りたかったというのが正直なところ」

ーー駅伝シーズンの抱負は
「この3年間ずっと悔しい思いをしてきた。今年は最後の年なので、駅伝では絶対に走って、最上級生なので、走るだけではなく区間賞などをとって、チームの優勝に貢献できるようにこれから頑張っていきたい」

桑田駿介

240930-3-5
(撮影:梅川岳飛)

ーー今日の調子は
「感覚的には普通だったが、走ってみると3000メートルまでは余裕を持って走れたのでよかった」

ーーレースプランは
「前の方でレースを進めるというプランだった。後半まではプラン通りにできたが、ラストでペースが上がった際に対応できず、課題が残った」

ーー今年5度目となる自己ベスト更新だったが
「故障もあったが、タイムは順調に伸びてきている。この流れで駅伝は出雲から出走していきたい」

ーー監督やコーチから言われていたことは
「総監督からは『自信を持っていけ』、監督からは『落ち着いていけ』と言われていた」

ーー夏合宿では、篠原や伊藤と共に練習をしていたが、何か収穫はあったか
「きつくなり、足が動かなくなったところでの粘りがつき、手ごたえを感じた」

執筆者:大塩希美、若山穂乃佳、梅川岳飛

関連記事 - 「陸上競技部」カテゴリーの新着記事

一覧を見る