硬式テニス部

DATE:2024.09.07硬式テニス部

ダブルス シングルスともに快勝で連敗を止める! 勝負の行方は最終戦までもつれる

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ボールを打ち返す植木(撮影・大庭瑠晟)
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吠える藤野

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シングルスで勝利をあげた海野
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サーブを打つ原

9月6日関東学生テニスリーグ戦(男子第78回)第4戦対青学大戦が駒大玉川キャンパスで行われた。ダブルス3勝、シングルス4勝の7-2で青学大に勝利をおさめた。

◆トータル
☆駒大 7-2 青学大

◆ダブルス
D1
○北牧慶一朗・藤野惠大 2(6-4,7-6)0 ●金田拓渡・中島稀里琥
D2
○植木海音・原風斗 2(6-1,6-7,10-8)1 ●須田悠仁・原瑠宙
D3
○金田晴輝・大場巧士 2(6-7,6-2,10-0)1 ●北澤聖弥・沼口昇永

◆シングルス
S1
●大場巧士 0(3-6,4-6) ○金田拓渡
S2
○北牧慶一朗 2(4-6,6-3,6-4)1 ●須田悠仁
S3
○植木海音 2(4-6,6-3,6-0)1 ●加藤秀弥
S4
○金田晴輝 2(6-3,7-5)0 ●永井健太
S5
●飯田拓弥 1(6-3,5-7,0-6)2 ○喜多浩介
S6
●海野優輝 2(6-2,6-1)0 ○高田快

◆戦評

ダブルスでは、ここまで勝利をあげることができず苦しんでいたD1の北牧慶一朗(経3)・藤野恵太(G3)ペアだったが、この試合では北牧のサーブが決まるなどと試合を有利に進めていくと第1セットを先取し第2セットもタイブレークまでもつれるなか、勝利をおさめた。D2の原風斗(経4)・植木海音(法4)ペアは、第1セットから原の強烈なショットが決まり先取するが、第2セットは強烈なショットが拾われるなど苦しい展開となり落としてしまう。ファイナルセットは接戦となるが強気なプレーで攻め勝利する。D3の大場巧士(営3)・金田晴輝(商2)ペアは第1セットを落とすが第2セットは流れを一度も渡すことなく奪うと、ファイナルセットは圧倒的な強さで10-0のストレートで勝利する。見事ダブルスを3勝してシングルスにつなげる。シングルスも駒大は圧勝し、S2の北牧は、力強いサーブで相手を圧倒していく。S3の植木は、第1セットこそショットが決まらず苦戦するも第2セット以降は、立ち直り勝利をおさめる。S4の金田は、ダブルス後のすぐの出場だったが、ダブルス同様安定の試合運びでストレートで勝利する。このリーグ戦で好調なS6の海野優輝(営1)は、この試合でもボレーを連続で決めるなど好調を維持したまま圧倒的な強さで勝利する。
次戦は、9月9日に対東国大戦が駒大玉川キャンパスで行われる。

◆インタビュー

◆江口淳一監督(62)

ーー対戦相手の印象は
「前回中大の監督が、青学大は弱くないと言っていたが、女子の青学大戦で行ったときに男子の練習を見ている限りは怖くないのではないかと思っていた。普段はダブルスが噛み合っていなかったので、選手たちにホームだからしっかりとやりなさいというのを伝えた。ダブルスが3-0になった時点で負けはないと思った。シーソーゲームで難しいところもあったがよくやってくれたと思う」

ーー試合全体を振り返って
「ダブルスの3-0は大きかった。今のダブルスはファイナルセットが10点先取のタイブレークなので、1セット取ればどうなるか分からないなかで、集中を切らすことなく3つ取り切れたのはよかった。海野が安定して下で勝ってくれたり、主将の植木や北牧がしっかりと勝ちきって頑張ってくれたと思う」

ーーダブルス3勝がチームに勢いを与えたか
「そこをしっかりとやろうとミーティングの時から話したことを実行してくれた。ホームというアドバンテージもあるが、次戦もホームで勝てば他校の結果によっては1部との入替戦もあるので9-0で勝って他校の結果を待ちたい」

◆藤野惠大(G3)

ーー対戦相手の印象は
「対抗戦でペアの1人とやったことがあって負けていたので不安な面もあった。相手もいいプレーをしていたが、自分たちもやるべきことをすることができたと思う」

ーープレーを振り返って
「スタートが自分のなかでよかった。サーブもファーストでしっかりと入れることができ、リーグ戦の4戦のなかではいいコンディションで臨めた」

ーーなかなか勝てなかったなかで焦りとかはあったか
「3連敗して前回は不安な気持ちでプレーも消極的になってしまった。今回は前日のミーティングで出場すると分かった段階から、切り替えて自分のプレーをしようと思った」

ーー最終戦の意気込み
「次の東国大もダブルスで北牧と勝って、チームとしても全勝して入替戦の結果を待ちたい」

◆原風斗(経4)

ーー対戦相手の印象は
「1人は後ろでラリーして、もう1人は前に積極的にでてきた。試合の中でそこに少しズレがあって大変ではあった」

ーープレーを振り返って
「リターンで相手の前衛に取られることが多かったのは反省ではあるが、自分の持ち味であるメンタルの面が最後のタイブレークでも出すことができたのはよかった」

ーーいつもより盛り上げていたが何が意識して臨んだのか
「毎回自分が盛り上げようと思って取り組んでいる」

ーー最終戦の意気込み
「出場するかはまだわからないが、任されたら絶対に勝ちたい」

◆北牧慶一朗(経3)

ーー対戦相手の印象は
「ダブルスの片方は、シングルスでインカレに出場していて、実力があることは分かっていたが、ダブルスなので関係ないと思って試合に臨んだ」

ーープレーを振り返って
「試合前から緊張していた。ダブルスとシングルどちらも自分のなかでは、あまりいいパフォーマンスではなかった。そんななかでも気持ちの部分で2つ取れたことは、大きな成長ではあると感じた」

ーーダブルスではなかなか勝てないこともあったが今日はどんな思いで臨んだか
「今回のリーグ戦では確かにダブルスは3連敗して、チームにも結構迷惑をかけてしまっていた。だからこそ今日は、逆に思いっきりプレーをしてみようと思った。技術とかではなく、気持ちをフレッシュにして、お互いにコミュニケーションを取るなどをして気持ちで勝ちに行った」

ーー連戦のなかでのコンディションはどうやって整えているか
「朝食をしっかりととり、ダブルスが終わった後はすぐに栄養取るようにしている。特にバナナなどを多く取っていて、その後は夕飯をとってすぐに睡眠をとるようにしている。これらのおかげでコンディションをしっかり整えることができていると思う」

ーー最終戦の意気込み
「4年生と試合できるのも入替戦含めても残り僅かなのでしっかりと勝って笑顔で終われられるようにしたい」

執筆者:大庭瑠晟

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