硬式テニス部

DATE:2024.09.15硬式テニス部

最終戦チームは快勝するも リーグ3位とあと一歩及ばず

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ガッツポーズする海野(撮影・武藤亘輝)
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ボールを打ち返す金田

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集合する駒大硬式テニス部の選手たち
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ボールを力強く打つ鈴木

9月9日関東学生テニスリーグ戦(男子第78回)最大級対東国大が駒大玉川キャンパスで行会われた。他大学の結果によっては1部との入替戦へと進むことができる駒大は、ダブルス3勝、シングルス4勝の7-2で勝利をおさめたが、他大学の結果1部入替戦へと進むことはできず、3位で2部残留となった。

◆スコア
☆駒大 7-2 東国大

◆ダブルス
D1
○北牧慶一郎・藤野恵大 2(6-1,6-0)0 ●竹内来維・南晴空
D2
○植木海音・原風斗 2(6-3,6-4)0 ●中臺凱翔・盛島光瑠
D3
○我謝慎・上田吏恩 2(6-2,6-1)0 ●野口敦生・友貞喜恵

◆シングルス
S1
○大場巧士 2(6-3,6-0)0 ●畑中秀
S2
○北牧慶一朗 2(6-2,6-0)0 ●友貞喜恵
S3
●植木海音 0(4-6,6-7)2 ○中䑓凱翔
S4
○金田晴輝 2(6-3,7-5)0 ●伊藤樹汰
S5
○鈴木光生 2(7-6,6-1)0 ●鈴木海理
S6
●海野優輝 0(4-6,5-7)2 ○石川智樹

◆戦評

2勝2敗で迎えた最終戦。他校の結果によっては1部との入替戦に進むことのできる駒大は、東国大を迎えての一戦。ダブルスは第4戦の青字大戦同様に3勝をおさめる。このリーグ戦初出場となった上田吏恩(現3)・我謝慎(営1)ペアがストレートで勝利するなどチームに勢いを与える。シングルスもダブルス同様選手の調子がよく、こちらもリーグ戦初出場となった鈴木光生(経2)が第1セットはタイブレークまでもつれる熱戦になるが第2セットは6-1と圧倒的な強さを見せる。結果4勝をおさめ7勝2敗で東国大を下すが、他校の結果入替戦に進むことができず、3位で2部残留となった。

◆インタビュー

◆江口淳一監督(62)

ーー今日の試合を振り返って
「9ー0、8ー1で勝てば入替戦に出場できる可能性が自力では無理だったが、あったので何とかこのスコアに抑えたかった。しかし、最終的に2本取られてしまい、その時点で上のリーグへの可能性が完全になくなってしまったので非常に悔しい。せめて、しっかりと勝ち切って他校の結果を待ちたかった。結果的に中大もポイントを取ったので入替戦にいける可能性はなかったが、とても悔しい」

ーー今日の相手の印象は
「(相手の)監督の話によると『怪我人や病人が出てしまいフルメンバーではなかった』と言っていたが、このリーグ戦で勝ててないチームだったため駒大としては負ける気はしなかった。それでもポイントを与えてしまったことは反省材料だと思う」

ーー今日の駒大の選手のプレーはどう思ったか
「リーグ戦全体を通して、学生は頑張っていたと思う。この暑い中、さらに年々テニスという競技が天候も含めて厳しい状況になる中でよく頑張ったと思うが、やっぱり上には上がまだいるため自分たちでそこを目指さないと得られないものはあると思う。私たちがいくら『やれ』と言っても駄目なので、そこを改善していきたい」

ーー今日で4年生が引退になるが、4年生に向けて
「よく頑張った。少し頼りないところがあり、とても怒られた代ではあったが、最終的には4年生がチームを引っ張っていたので『お疲れ様』と伝えたい」

◆藤野惠大(G3) 北牧慶一朗(経3)ペア

ーー今日の試合を振り返って
藤野「前回勝利し、調子を上げることができたことで大差をつけて勝つことができた
北牧「ペアの藤野君の調子がよかったので、乗っかっていくだけだった」

ーー今日の相手の印象は
藤野
「サーブが強力な選手がいたため、リターンを返すのが難しかった」
北牧「1人はサーブがいいということは知っていたのでしっかりリターンをし、もう1人は情報がなかったためフレッシュに難しいことを考えずにできたことがよかった」

ーー今日のよかった点は
藤野
「サーブリターンのフィーリングがよく、リラックスして試合に臨むことができた」
北牧「プレーもよかったが、2人のペアリングとコミュニケーションがとてもよく、勢いで押すことができた」

ーーリーグ戦を振り返って
藤野
「今年は勝ちたいところで勝ち切れず終わってしまったため、来年は全勝しチームも1部に上がれるよう頑張りたい」
北牧「自分たちは来年1部で戦うことはできないが、後輩たちを1部で戦わせてあげたいため、来年は全勝で頑張りたい」

◆上田吏恩(現3)・我謝慎(営2)ペア

ーー今日の試合を振り返って
上田
「最終戦で、今年のリーグ戦初めての出場で自分たちらしくプレーできてよかった」
我謝「リーグ戦初めて出るということで緊張したが、試合を通して自分たちらしくプレーできた」

ーー相手の印象
上田
「資格がないから、そんなに臆することなくプレーできた」
我謝「自分たちの力を出しきれば、勝てる相手だった」

ーー今日の良かったところ
上田
「リターンをしっかり入れることができて、リターンゲームでもしっかり攻めることができた」
我謝「相手より凡ミスが少なくて、点を取れるところで取れたところ」

ーーリーグ戦を振り返って
上田
「立大戦のシングルスで負けて、シングルスでもダブルスでも勝ちたいと思っていたので今日勝つことができてよかった」
我謝「最終戦しか出場していないが、しっかりサポートできた」

◆植木海音(法4)

ーー今日の試合を振り返って
「リーグ戦を通してシングルスの調子が上がらない状態だったが、今日は序盤の入りがとてもよかった。そのままいければよかったが、やはり相手もそのままいかせてくれるわけもなく、自分のプレーができないまま終わってしまったことが悔しい」

ーー相手の印象は
「体重が乗っていて球が重いという印象だった」

◆大場巧士(営3)

ーー今日の試合を振り返って
「序盤、自分から強気でいけなかったことで相手に勢いを与えてしまった。セカンドは自分から攻めにいけたと思う」

ーー今日の相手の印象は
「情報がなかったため、とにかく自分のテニスをやろうということだけ決めていた」

ーーリーグ戦を振り返って
「第1戦から第4戦までは、単複どちらも出場させてもらい、どちらも勝ったり負けたりだった。なんとか最後のシングルを勝ちで締めることができたのはよかったと思う」

◆北牧慶一朗(経3)

ーー今日のシングルスを振り返って
「そこまで強い相手ではなかったので、自分のやるべきことをやるだけだった」

ーー今日の相手の印象は
「かなりバックハンドが安定していたが、ショットに力はなかったので自分の思うような試合展開にできた。相手に目立った印象はなかったため、自分と戦っていたという感じ」

◆鈴木光生(経2)

ーー今日の試合を振り返って
「初めてのリーグ戦本戦出場だったため、緊張で最初の3ゲームは自分のテニスができなかった。仲間の応援とホームということもあり、徐々に自分のいつも通りの力を出せた。自分の得意なフォアハンドからの展開とネットプレー、今日はサーブの調子も良く流れを持っていくことができた。ホームということが自分の中では大きかった」

ーー今日の相手の印象は
「サーブも良く、フォアハンドも強力だった。自分は、ミスを誘いながらも甘くなったらカウンターで積極的に前に行くというイメージだった。相手のサーブゲームは苦戦した」

ーーリーグ戦を振り返って
「自分は体調不良などもあり、3戦目からは応援だった。負けて悔しい試合もあったが、雰囲気もよく、賑やかなところなど駒大の持ち味をしっかり出せてよかったと思う」

◆海野優輝(営1)

ーー今日の試合を振り返って
「足と手首が痛かったため、あまり満足のいくフォアハンドを打てる状態ではなかった。その状態で攻めて、ボレーに出て決める展開を作りたかったが、相手が足元に沈めてきてなかなかボレーで決めることができないで第1セットを落としてしまった。第2セットでは、相手が緩いボールと締めるボールをしっかりと分けてきた。そのため、自分のやりたいことが明確にならず、頭が混乱した状態で0ー4までいってしまった。だが、そこから応援が来てくれたため4ー4まで巻き返すことができた。最終的には相手が勢いに乗ってしまい、負けてしまった」

ーー今日の相手の印象は
「パッシングが上手く、ラリーもでき、攻めることもできるというオールラウンダーだった。特に弱い部分はなく、なかなか作戦が立てづらい相手だった」

ーーリーグ戦を振り返って
「初めてリーグ戦を経験して、5戦すべてに出場した。結果的には3勝2敗で終えることができたので、個人的には勝ち越すことができた。チームとして、来年は勝っていきたいので、個人のことだけでなく周りを盛り上げるなど、来年のリーグ戦も試合に出場することを目標にしながらチームワークなどを考えて練習していきたい」

執筆者:大庭瑠晟

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