
春季リーグ後半戦・無念の二部降格
2025年春季・関東学生卓球リーグ戦の後半戦が25日・26日の二日間にわたり、代々木第二体育館で開催された。25日には第6節早稲田大戦、26日には第7節日本大戦が行われた。出場選手と結果は以下の通り。
第6節 早稲田大戦
全体の結果 | ||
---|---|---|
日髙 智貴(経2) | L 2-3 W | 濱田 一輝 |
加藤 渉(経4) | L 2-3 W | 田村 真吾 |
丹羽 良(商3) | L 0-3 W | 濱田 尚人 |
加藤・管 | L 2-3 W | 濱田(一)・徳田 |
管 琉乃介(経3) | 0-0 | 徳田 幹太 |
岡崎 将大(現2) | 0-0 | 磯村 拓夢 |
池田 康智(仏1) | 0-0 | 櫻井 大地 |
①日髙 智貴


(1)7-11
(2)11-8
(3)7-11
(4)11-6
(5)9-11
早大戦の初戦に出場したのは日髙智貴。昨秋リーグ戦と同カード、第1試合での濱田(一)と対戦。5連続得点を許す。その後すぐに6点を返すも第1セットは相手のものになる。第2ゲームは常にリードしゲームカウント1-1に追いつく。第3、第4ゲームは一進一退でお互い2ゲームを取り合い激戦を繰り広げる。勝負の第5ゲーム、粘りのラリーを見せるも相手の流れにのまれ、初戦を落とす。
②加藤 渉

(1)11-9
(2)6-11
(3)11-4
(4)4-11
(5)12-14
二番手には加藤が登場。第1ゲームはお互いにミスが目立つも、点差の小さなゲームを加藤が制する。第2ゲームは相手の先制からスタートし、第1ゲームとは打って変わって相手に離される展開となる。続く第3ゲームは加藤が先制するとそのまま7ポイント決め続け相手を圧倒。11-4と大きく点差をつけて勝利。勝ちきりたい第4ゲームはミスが重なり相手にリードを許す。3-10から巻き返しを図るも第4ゲームを落とす。最終第5ゲームは2回のタイムアウトを挟む緊迫した試合に。7-4で駒大がタイムアウトを取ったあと、10-10と試合の行方はデュースへと持ち込まれる。一進一退のラリーを展開するも惜しくも敗戦となった。
③丹羽 良


(1)3-11
(2)9-11
(3)7-11
第3試合には丹羽良が出場。早いラリー展開が続く。第1ゲームは大量リードを許し相手が先制。第2ゲームは攻めの姿勢で何度もスマッシュを打ち込みリードするも、マッチポイント目前で追いつかれ9-9。そのまま逆転を許す。続く第3ゲーム、調子が上がらずリードを許しストレートでこの試合も苦杯を喫する。
④加藤・管ペア

(1)10-12
(2)11-6
(3)11-9
(4)8-11
(5)3-11
第4試合のダブルスに出場した加藤・管ペアは第1ゲームを先制でスタート。点差の小さなゲームを展開しデュースに突入するも決めきれず、第1ゲームは敗戦。続く第2・3ゲームは相手に追い詰められるも逃げ切りに成功し、ゲームカウントをリード。第4ゲームは序盤に相手にリードを許し、点差を縮めながら試合を進めるも逆転ならず。負けられない最終第5ゲームは3-10と大きな点差をつけられてしまう。ミスが重なり敗戦、早稲田大戦はストレート負けとなった。
第7節 日本大戦
全体の結果 | ||
---|---|---|
池田 康智 | L 1-3 W | 王 晨又 |
日髙 智貴 | W 3-0 L | 芳賀 世蓮 |
管 琉乃介 | L 1-3 W | 伊藤 礼博 |
加藤・管 | L 1-3 W | 伊藤・加山 |
原 圭介(地2) | L 1-3 W | 加山 雅基 |
丹羽 良 | 0-0 | 前原 椿樹 |
岡崎 将大 | 0-0 | 加藤 公輝 |
①池田 康智

(1)11-8
(2)6-11
(3)10-12
(4)3-11
第1試合には池田が出場。第1ゲームは相手のミスを誘いながらポイントを重ね勝利。続く第2ゲームは相手の鋭い球を打ち上げるミスが重なり激しいラリーの末にゲームを落としてしまう。第3ゲームは9-6とリードした状態からタイムアウトを取る。しかし、その後思うようにポイントを重ねられずデュースに突入しこのゲームも落とす。第4ゲームはいきなり相手に3ポイントを先取され、その後も相手の勢いに負け敗戦となった。
②日髙 智貴

(1)11-4
(2)11-8
(3)12-10
二番手の日髙は第1ゲームから大きな点差をつけ快勝。第2ゲームは相手の先制からスタートするも、8-8までお互いに点差を開かせない白熱したラリーが続いたがまたもや日髙がゲームを制する。第3ゲームも日髙がリードした状態で試合が進んでいくが、徐々に点差を詰められてしまう。8-7まで追いつかれたところでタイムアウトを取ったあと、相手にリードを許しデュースへ。最後は相手のネットミスを誘い12-10でストレート勝利を収めた。
③管 琉乃介


(1)8-11
(2)4-11
(3)11-9
(4)11-13
流れに乗って勝利を収めたい第3試合には管が出場。第1・2ゲームは短いラリーとミスが目立ち落としてしまう。巻き返したい第3ゲームは管が先制点を挙げる。リードしていた管は途中相手にリードを許すも粘りを見せ、10-9でタイムアウトを取ったあと決めきって第3ゲーム勝利。第4ゲームは点差の小さなゲームとなる。そのままデュースとなるも惜しくも敗戦となった。
④加藤・管ペア

(1)11-6
(2)5-11
(3)4-11
(4)6-11
第1ゲームは加藤・管が主導権を握り勝利を収める。続く第2・3ゲームは相手のペースに飲まれ点差をつけられた状態で2ゲームを落とす。ここで巻き返したい重要な第4ゲームは相手のポイントから始まり、駒大は0-2でタイムアウトを取る。タイムアウトポイントを重ねていくも逆転とはならず敗北を喫した。
⑤原 圭佑


(1)11-6
(2)8-11
(3)8-11
(4)3-11
五番手に登場したのはリーグ戦初出場の原。第1ゲームは勢いのあるラリーを展開し勝利。第2ゲーム序盤はミスが目立つ。相手がマッチポイント到達後に追い上げを見せるもあと一歩及ばず、惜しくもゲームを落としてしまう。第3ゲームを惜しくも落とすと、第4ゲームは完全に相手ペースの試合に。序盤の勢いを押さえ込まれ、リーグ戦初出場で初勝利とはならなかった。
以上の結果より駒大は1勝6敗でリーグ8位となったため、二部リーグへの降格が決定した。
インタビュー
◆加藤渉(経4)
――早稲田大戦を振り返って
「自分が2番で出て、取らないといけないところを落としてしまって3番の丹羽も自分が流れを切ってしまって申し訳なかった。4番もダブルスで出て、競ったが結局負けてしまい、自分が2点落としてしまったのでチームに迷惑をかけてしまった」
――日本大戦を振り返って
「1ゲーム目は結構よく入れたが、2ゲーム目から自分の台上を狙われてそこでミスが出て相手に攻められる展開が多かった。勝たないといけない試合だったが4年生の自分が落としてしまって申し訳ない」
――リーグ戦を通して良かったところ
「最初6人決まって出ていたが、丸山や今日でた原だったり、7番手8番手が試合に出ても相手と戦えていたので、チームの層が上がったと思ったが、絶対的エースのような1点とってくれる選手がいないのでそこがチーム的には厳しいところだと感じた」
――今後強化していきたい部分
「個人的にはシングルスで良くなかったレシーブからの点や、ダブルスではもっと自分達から攻められるようにしていかないといけないなと思った。団体戦はインカレは目標であるベスト4、秋季リーグは最後2部優勝で終われるように頑張りたい」
◆原圭佑(地2)
――日本大戦を振り返って
「最終戦2部降格がかかっている試合で、五番で回ってきて勝たないとチームが負ける状況で、絶対勝って次につなげる気持ちで試合に入ったが取られてしまって悔しい」
――リーグ戦を通してチームの良かったところ
「最初法政大戦に勝っていい流れで行けると思ったが負け始めてからはどんどん声出しが下がってしまった。しかし、後半の早稲田大戦は負けてしまったが声も出ていたし活気も溢れていてよかった」
――今後の強化していきたい部分
「個人としては強くなってリーグ戦で勝てる実力をつけていきたい。チームとしては負け始めると雰囲気が下がってしまうので応援でカバーできるようにしていきたい」
◆長﨑隆志監督
――早稲田大戦を振り返って
「トップの日髙が相手のエースだったが、紙一重のところまで善戦したので、負けてはしまったが流れは悪くなかった。その流れを継げればよかったが、上手く流れを引き寄せられなかったのがそのまま最後まで響いてしまった」
――日本大戦を振り返って
「トップの池田が結構思い切った試合をしてくれていたので、3セット目9-3から逆転されてしまったのが全てだったのかなとは思う。初出場の原のところでいい流れでバトンタッチしたかったが、苦しいところで初出場になってしまって申し訳ない」
――リーグ戦を通して良かったところ
「直近の個人戦は結構よい手応えだったので、勝ち負けで考えると苦しかったが、勝ち負けに一喜一憂すると自分の成長した部分にフォーカスが当たらなくなってしまうので、各個人で確実にこの2、3ヶ月で成長してきたところはあったのでそこをちゃんと忘れないで欲しい」
――今後強化していきたい部分
「二部で秋優勝に欠かせないのはとにかくチームで明るくやっていくことだと思う。4年生がもう一度チームをどうしていくのか考えていかないと上手くいかないと思うので、4年生の頑張りに期待」
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