カイロ大学のハニー・ヒラール教授による基調講演「スキャン・ピラミッド」を開催しました

Date:2025.02.27 研究・授業
総務部 総務広報課

2月17日(月)、駒沢キャンパス3号館(種月館)にて、カイロ大学工学部 ハニー・ヒラール教授による基調講演「スキャン・ピラミッド~科学技術が解き明かす大ピラミッドの秘密~」が開催されました。

スキャンピラミッド・プロジェクトは、2015年に非破壊技術を用いてギザのピラミッドの内部構造を調査し、どのように建造されたかをより深く理解することを目的として開始し、エジプトのカイロ大学工学部とフランスのHIP研究所が、ドイツ、日本、フランス、カナダの研究機関の協力を得て、エジプト考古最高評議会の監督下でコーディネートしています。ヒラール教授は本プロジェクトのコーディネーターを務めています。

講演会では、ピラミッドの歴史、スキャンピラミッド・プロジェクト、使用された非破壊技術、現場計測、課題についての説明に加え、4500年間隠されていたクフ王ピラミッドのSP-BVとSP-NFCの発見における現代の非破壊技術の役割を主に取り上げられました。
会場には多くの参加者が来場し、熱心にメモを取りながら講演を聞く様子が見受けられ、質疑応答では参加者との交流を深めていました。

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